ニュージーランド移住

プログラマーはだれにとっても永住権への近道なのか

ウェブ上のいろいろな海外移住の質問を見ると「プログラマーが有利そうだから(興味があるわけではない)未経験だけどプログラミングの勉強して海外移住を目指そうと考えている」って人が多い気がします。2020年から小学校でプログラミングが必修化されるそうですけど、そういったことも影響してるんでしょうか。

例えば、私もたまに質問に応えているシティーズ 。ここでそういった質問をいくつか続けて見ました。

さらに下のはっしーさん @hassy_nz のビデオを観て、私も前々から言おうと思っていた プログラマーだけが永住権への近道じゃないよ という思いを書くことにしました。

かく言う私も、ニュージーランドの永住権を取るために似たような経験をしました。でも結果的には希望の仕事にはつけず、妻が永住権を申請し取得できました。

そこでこの記事では、私の経験や見聞きしてきたことからIT未経験者がニュージーランドで IT関連職に就いて永住権を取得するまでの考えられる苦労 を紹介します。

この記事のモデルは以下のような人です

  • IT関連職歴なし
  • 英語は学校(専門学校や大学)にギリギリ入れるレベル
  • 学校卒業後にエントリーレベル(IT実務未経験者)での就職を目指す
私は長いブランクがありましたが、かつてはシステムエンジニアでした

学校の授業についていけるか

ではまず第一関門。学校の授業についていけるかです。

けっこう 厳しい と思います。

英語でのコミュニケーションに問題のないインドやフィリピンの人たちでも、ITの実務経験がない人はかなり苦労していました。単位を落としている人もいました。私はプログラマーの経験があったので、不明な点があっても「あ~こういうことを言ってるんだな」と推測できることも多々ありましたけど、経験なし&語学に心配ありでは新しいことを学ぶのは大変です。

私はその推測と勉強量でカバーしていました。

就職活動

ニュージーランドの就職活動は、新卒者でも何らかの実績が求められますし、学業成績も見られます。プログラマーなら学校の勉強とは別に、アプリケーションやサービスを作った経験があれば大いにアピールできます。

しかし学校の勉強で精一杯の人はそこまで手が回りません。私はこれに近かったです。

IT未経験者
IT未経験者
でも求人はたくさんあるんでしょ。仕事見つけやすいんじゃないの?

たしかに求人は多いです。でも仕事を探している人も大勢います。しかも英語でのコミュニケーションに問題がなく実績もあるような人たちです。

こういった環境で実務経験がない人が仕事を手にするのは難しいだろうと想像できるかと思います。

すぐに永住権を申請できないかも

それでも仕事を見つけられる可能性はあります。現に専門学校の同期でもそういう人はいましたので。しかしエントリーレベルの仕事を得ても、すぐに永住権を申請できるかどうかは疑問です。

なぜならプログラマーといえども、エントリーレベルだと永住権申請に必要な給与条件を満たせない可能性があるからです。その給与水準は、永住権申請の要件を満たすものもあれば、それより低い求人もありました。私はIT業界へ出戻りで、かつて使っていた技術は古いのでエントリーレベルで仕事を探していたので、そういった求人をたくさん見てきました。

ですので、仮にエントリーレベルのプログラマーで就職しても昇給しないと永住権を申請できないことも考えらます。さらに言うと、永住権申請時に求められる最低給与は毎年見直されて3%くらいずつ上がっています。ということは、それ以上の昇給か、場合によっては高い昇給を求めての転職も必要でしょう。

私はプログラマーではない別の職種の仕事に就きましたが、最初の給与では永住権申請の最低給与額には届いていませんでした。せっかく就職できたのに。。。そのために妻が永住権を申請しました。

ここまででIT未経験者が学校、仕事探し、永住権申請の各フェーズでとても苦労が多いことがわかったもらえたと思います。

どうして私はIT業界へ出戻ったのか

そもそも私は、システムエンジニアを辞めて10年くらいたっていて、技術的にも新しいことを学ばなきゃいけなかったプログラマーで永住権を目指したのは正しかったのか。

この点については、始めの計画段階でリサーチ不足でした。当時相談していた移住エージェントから「永住権を取りやすいのはITかクッカリー」と言われていました。そのどちらかなら我が家の場合は、古くても経験がある私がプログラマーになるという選択でした。

しかし自分たちでもっと調べるべきでした。一社のエージェントからのアドバイスが全てと思い込んで、それ以上調べることを怠っていました。別のエージェントにセカンドオピニオンを聞くという方法もあったでしょう。

最終的には永住権を取れたから良かったものの、ダメだったら失敗の代表例だったでしょう。

では一体どうしたらいいのか

他の記事でも言っていますが、自分でいろいろと調べた上で移民アドバイザーや移民弁護士などの専門家への相談をお勧めします。

ITエンジニアだけが世の中の仕事ではありません。永住権にたどり着くには、それまでの経験を活かせる仕事 でもあり得ます。そうすれば学校に通うにしても全くの新しいことを学ぶわけではないので多少楽だし、高いポジションでの就職の可能性も出てきて、早い時期に永住権を申請できるかもしれません。

IT関連職の多くがLTSSL(Long Term Skill Shortage List)に載ってますけど、そもそもLTSSLに載っていない職種でも技能移民(SMC:Skilled Migrant Category)で永住権の申請はできます。詳細はこれ  かな。

LTSSLに入っている職種なら余計にポイントがつきますが、キャリアチェンジしたら日本での職歴ポイントはつかなくなります。妻の永住権申請の職種はLTSSLには載っていませんでしたが、日本やニュージーランドでの経歴が活かせたので職歴ポイントは満点でした。

しかしそれまでの経歴が活かせないのであれば、ニュージーランドで不足している仕事に就くという作戦もありでしょう。

また、もしプログラマーになりたいなら永住権を取った後でも遅くはないです、学ぶ気さえあれば。転職にあたって日本ほど年齢にとらわれることはないので。

永住権取得までの流れをまとめた 2019年永住権取得 5年間の軌跡 タイムライン もあわせてどうぞ

ニュージーランドへ家族で移住 2019年永住権取得 5年間の軌跡 タイムライン2019年に約5年かけてようやくニュージーランドの永住権を取れました。子どもを連れて家族で移住したケースの一例として、移住を考え始めたきっかけから永住権取得までの道のりをタイムライン風にまとめました。...
ABOUT ME
やすたた
やすたた
40歳過ぎてから子ども3人連れてニュージーランドに移住。約5年かけて永住権取得。 長い間ぼんやりと頭の片隅にあった想いを実現したくてオンラインの世界へ。
ブログランキング参加中

みなさんのクリックがブログ運営の励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へ にほんブログ村 家族ブログ 主夫へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代の生き方へ PVアクセスランキング にほんブログ村