ニュージーランド暮らし

ニュージーランド 教育支援の基礎知識

ニュージーランドでは、大学や専門学校などに通う学生向けに様々な補助があります。

大学を例にとれば、学費も生活費も決して安くはないです。一人暮らしで寮やフラットで生活するにしても、親元から学校に通うにしても、金銭的な負担は大きいです。

学びたい意欲がある人を経済的にサポートすることは、社会の発展のために国が担う重要な役割の一つです。

この記事では、ニュージーランドで居住権を得て一定の条件を満たすと、大学や専門学校に通うにあたってどんな補助が受けられるのかを紹介します。

※ 居住権(Resident Visa)と永住権(Permanent Resident Visa)の違いは、別記事 ニュージーランド永住権の基礎知識 で説明しています。この記事では、居住権と永住権を分けて話しを進めます。

どんな補助を受けらえるのか?

では早速、どんなサポートがあるのかを見ていきましょう。主に三つの助成があります。なお補助を受けるための条件は後述します。

Fees-Free Study(1年目の学費無料)

いきなり目を引く「無料」の文字

2017年に発足した現在の労働党(Labour Party)政権のもとで始まった制度。1年目の学費は無料です。なんとも太っ腹ですね。

ただこの制度は、いつまで続くのか分かりません。今年2020年には国政選挙があるので政権が変わって制度自体の変更もあるかもしれません。また、コロナウィルス騒ぎで給与補助や失業者への対応で、国の支出が大幅に増えるのは明らかですから。

Student Allowance(教育手当て)

返済不要な学生向けの生活補助費。

私は、日本で同じような制度があるのか聞いたことがなかったので、この手当ての話を耳にしたときには驚きました。だって返済しなくていいんですよ。

とは言っても、だれでも一定額がもらえるわけではなく、補助額は、親の収入、親元か一人暮らしか、年齢や家族構成などで決まります。親の収入が多ければゼロの場合もあります。

例えば以下の条件では、約$200/週 の補助を受けられます。

  • 親(ひとり)の収入$1,019/週(※2019年の中央値:Stats NZ – Income より)
  • 学生の収入$100/週($20/時間 * 5時間/週)
  • 親元から通学

目安は Student Allowance rates で確認できます。

Student Loan(学生ローン)

返済しなければならない学生ローン

ローンの対象は、学費、勉強に必要なモノ(教科書、パソコンなど)、生活費

ニュージーランドで暮らしている場合は無利子だけど、国外で6ヶ月以上暮らす場合は利子を払わなければいけません。

よく詳しい情報は Student Loan をどうぞ。

補助対象者

ニュージーランド人は当然補助の対象です。では外国人はどうなんでしょうか。

上で挙げたFees-Free Study、Student Allowance、Student Loanを外国人が受ける場合には、以下の条件が必要です。

ordinarily resident in New Zealand and either:

  • have been living in New Zealand for at least 3 years, and
  • have held a residence class visa for 3 years, or
  • be a refugee or protected person, or
  • be sponsored into New Zealand by someone in your family who, at the time you were sponsored, was a refugee or protected person.

STUDY LINK より

永住権を取得してニュージーランドで暮らす多くの人に関係があるのは、上二つの条件です。

  • ニュージーランドに少なくとも3年間暮らしている かつ
  • Residence Class Visa(居住権や永住権)を3年以上保持している

つまり、居住権を取ってから最低でも3年は必要。居住権の2年後に取得できる永住権でも最低1年は必要ってことです。

選挙権や他の社会保障(家族手当や家賃補助にあたるもの)は居住権に付いてくるけど、学生生活に関わるこれらの補助はそれとは違うんです。

初年度学費無料はさらに条件があります。詳細はこちら

なので現在、居住権を取得して1年が経過し、子どもが大学に通っている我が家は、Fees-Free Study、Student Allowance、Student Loanのどれも対象外なんです(涙

居住権保持者でも留学生よりははるかに安い国内学生向けの学費で、大学や専門学校に通えるのが救いです。

この辺りの話は別記事 ニュージーランド移住計画 子どもは何年後から大学に通い始めるのか にまとめてあります。

さいごに

この記事で紹介した補助やそれを受けられる条件は、この記事を書いている2020年4月現在のものを、移住者向けに関係ありそうなポイントのみ紹介しています。サポートを受けるための条件や制度は変わる可能性もあります。最終的には Study Link で調べたり、留学サポートをしている業者などに確認してください。

今後は、ニュージーランドの大学への入学制度や学生生活についても、現役大学生の協力のもと紹介する予定です。お楽しみに

ABOUT ME
やすたた
やすたた
40歳過ぎてから子ども3人連れてニュージーランドに移住。約5年かけて永住権取得。 長い間ぼんやりと頭の片隅にあった想いを実現したくてオンラインの世界へ。
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