パスポートのオンライン申請が2024年度からできるようになるそうです。さらに、更新手数料の支払いにクレジットカード決済が可能にもなるそうです。
詳しくはこちらの日経記事を読んでください。
窓口に出向く手間が省けて、「現金&おつりなし」なんて面倒な支払い方法じゃなくなるのは、利用者にとっても領事館職員にとってもうれしい改善。
このニュースを聞いたときに、ニュージーランドでのパスポート更新時にやってしまったミスを思い出しました。そのせいで再度領事館に行きゃなきゃならなかった誤り。
新制度の報道がありましたけど、始まるまで約5年あります。せっかくなので、私がやらかしたミスと現在の申請方法を併せて紹介します。
オークランドでのパスポート更新手続き
オークランドでのパスポート更新は、必要書類を領事館に提出します。その必要な書類は以下のとおりです。
- 一般旅券発給申請書(オンラインでダウンロード可)
- 写真1枚(規定を満たせばスマホなどで撮った写真でもOK)
- 戸籍謄(抄)本(発行後6ヶ月以内。但し有効期間内の更新で、更新前のパスポートの氏名などの記載事項に変更がなければ原則不要)
- 更新前パスポート
- ニュージーランド滞在に有効なビザ
- その他
詳細は領事館のウェブサイトへ
書類の提出後、6営業日の午後以降に領事館で受け取れます。その際には手数料を現金で支払います。
現金しか使えないのは、法律上の都合なので仕方ないです。利用者だけでなく職員の方たちも面倒でしょう。
私が犯したミス
私のパスポート更新では、戸籍謄(抄)本は不要だと思っていました。失効したわけでも名前が変わったわけでもなかったので。
でもそこに誤りがありました。
領事館のウェブサイトにある戸籍謄(抄)本の但し書きは以下のとおりです。
「6ヶ月以内に発行されたもの。但し、有効期間内の申請(更新)で、前回旅券に記載されている氏名等の内容に変更がない場合には原則として不要」
「氏名等」。つまり氏名だけでなく他の項目でも変更がないという条件です。
ではパスポートに記載されている情報は何があるのか見てみましょう。
- 姓
- 名
- 国籍
- 生年月日
- 性別
- 本籍
- 発行年月日
- 有効期間満了日
- 所持人自署
- 発行官庁
氏名以外に戸籍とかかわりがありそうで変わりうる情報は、、、国籍、性別、
本籍!
私は、ニュージーランドに来る前、東京から滋賀に引越した際に本籍を変更していました。てことは戸籍が不要になる条件「前回旅券に記載されている氏名等の内容に変更がない」には該当せず。
パスポートの更新に戸籍謄(抄)本が必要!
気づかなかった私が悪かったんだろうけどさ、領事館も不親切じゃない?私は窓口で「パスポートと申請書の本籍が違う」と言われて初めて気づきました。
「氏名等」じゃなくて「氏名、国籍、性別、本籍」って書いてくれてたらよかったのに。これだけ書いても大して文字数が増えるわけじゃないんだから。
文句を言ったところで申請できるわけではないので、仕切り直しです。
まずは、本人以外でも戸籍謄本の申請・受け取りができるのか日本の役所に確認。次に、日本で暮らしている親に申請と受領、さらにニュージーランドへの郵送を依頼。どれくらいかかったのか覚えてないですけど、最短でも1週間はかかります。
当時のツイートが残ってた
パスポートを更新した。パスポートに記載の本籍地と戸籍上の本籍地が変わっていたので戸籍謄本が必要だった。こういう時に日本に対応してくれる人がいると助かる。
— やすたた🇳🇿𝐍𝐙移住×ブログ×主夫な40代3人子持ち (@yasutata_tky) September 11, 2015
私は、親が日本に住んでいたから事なきを得たけど、いなかったらどうするんだ?
2024年度からのオンライン申請では、マイナンバーと戸籍を紐づけるそうなので、私のようにマイナンバーを持っていない海外在住者は従来どおりなのか。。。
さいごに
役所関係の手続きは、日本で生活していても面倒。日本を離れて暮らしているとさらに面倒。だからできることなら間違えないようにことを進めてたい。
こんなミスをするのは私だけ?まあそれでも「他の人が同じ間違いをしませんように」と願ってこの記事を書きました(涙
だれかの役に立てば私のミスも救われます。オンライン申請はまだ先、2024年度からの予定です。パスポートの更新の際には本籍の変更もないかを確認しましょう。