ニュージーランド移住

ニュージーランド 専門学校で学ぶ不安、苦労、失敗

3年間の学生生活は、振り返ればあっという間と言えますけど、通っている最中は楽しいこともあれば辛いこともあった長い長い時間でした。

語学学校やIELTS受験については前の記事をどうぞ

英語に自信があったわけでないし、勉強したかったわけでもない。にもかかわらず、不惑を過ぎてから3年も海外の学校に通うなんてよく頑張ったよ、やすたた。

日本を離れるときですら、海外で大卒資格を取るとはまーったく考えていませんでした。私が通っていたのはITの専門学校でしたが、ニュージーランドでは専門学校でも大学と同様の3年コースに通えば大卒資格(Bachelor、学士)が取れます。

ニュージーランドの大学は3年制です

元々は専門学校へ1年通うことを想定していましたが、3年コースに通えば子どもたちが公立学校に無料で通えることが分かったので、3年間の学生生活へ計画を変更しました。子どもたちの教育と私の英語力向上を考えて、より長く確実にニュージーランドに滞在するためです。

いいことばかり書いていては、経験者の情報としての価値は半減。専門学校の宣伝をするわけでもないので、

この記事を読めばわかる

学生生活での苦労や失敗したこと

を中心に話を進めます。

英語を学ぶ vs 英語で学ぶ

語学学校と専門学校の大きな違いは、何を学ぶかです。語学学校では英語 を 学びましたが、専門学校では英語 で 専門知識を学びます。英語の入学基準を満たしてはいましたが、基準ギリギリまたはちょっと上回る程度(IELTS 6.0-6.5)だと苦労します。少なくとも私はそうでした。

私は、特に聞くことと話すことが苦手だったので、先生の話していることの半分くらいしか聞き取れていませんでした。全ての授業がPowerPointの資料を基に進められていたので途方に暮れることはありませんでしたが、授業の面白みは半減でした。

語学学校で英語だけ勉強していればよかった時期がラクに思えました。専門学校へ通うことを考えてる人は、入学基準を満たしても安心せずに英語の勉強を続けることをお勧めします。

目的は勉強 or ビザ

おそらくどこの専門学校も同じだと思いますが、学生の多くは留学生。私の周りは90%くらいが留学生でした。出身国は主に、インドやスリランカなどの南アジア、マレーシアやシンガポールなどの東南アジア、中国や韓国、日本の東アジア、トンガやサモアなどの南太平洋など。

学生の年齢は幅が広かったです。年齢を聞くわけではないので推測ですけど、20代半ばから後半の人が多かったようです。

20代半ばの留学生。学校に通う主な目的は、勉強よりも卒業後にもらえる就活用のビザ であるPost-study work visa open(いわゆるオープンワークと呼ばれているもの)の取得や、その先の就職、永住権取得を見据えての就学。入学基準が大卒または相応の職歴を求められる1年コースは、特にこの傾向が強かったです。

3年コースは、入学要件が高卒以上なので、1年コースと比べると若干年齢層は低かったです。学生の主な目的も違いました。ITを基礎から学び就職につなげる、もしくはさらに先の勉強につなげる。科目もITの基礎的なことからアプリ開発、数学やビジネス系もありました。

オープンワークビザの発行条件や期間も当時とは変わっています。詳細は移民アドバイザーに問い合わせるか、移民局のウェブサイト で調べて下さい

卒業できるのか and 勉強は大変か

学校に通うにあたっての一番の懸念材料は英語でした。授業についていけるのか、単位を落として卒業が遅れる/卒業できないといったことにならないのか。不安だらけでした。

卒業できるのか

ITの職歴がある人にとっては、授業内容は 思ったほど難しくはありません でした。「成績にはこだわらず卒業さえできればいい」というレベルなら、死ぬ物狂いで勉強するほどのことなく卒業できるでしょう。しかしITの職歴がない人にとっては、授業がある時期は忙しい毎日になると思います。とは言え授業に出て、課題を期限内に提出し、困ったことがあれば他の学生や先生に相談できる人ならパスできると思います。要は、やらなきゃいけないことをしっかりやれば問題はない、ということです。

それでも単位を落としている学生はチラホラいました。パスできなかった科目は、再履修のために余計な学費を払わなきゃいけないし、そのぶん卒業が伸びればビザの延長も必要です。面倒なことばかりなので、最低限パスだけはしましょう。

私は10年前まではシステムエンジニアをしていたので、ITの基礎的なことはわかっていました。しかし使っていたプログラミング言語は、今ではほとんど使われていない言語だったので新たなに勉強する必要がありました

勉強の苦労

「勉強は大変だったか」と聞かれれば「はい、大変でした」と即答します。授業内容が難しくなくても、全て母語ではない英語での勉強です。英語でのコミュニケーションに支障がない人と比べたら、私は 何をするにも何倍もの時間が必要 でした。例を挙げれば、授業中に「3分あげるからここ読んで」と言われて、周りは読み終わって先生の質問に答えてるけど、私はそもそも読み終えてない。

別の苦労したことと言えば、全ての科目であった プレゼン と グループ課題

プレゼン。人前でつたない英語で話すのはとても緊張しました。初めのころは話すことを何時間もかけて丸暗記して臨みました。とても効率の悪い方法でした。しばらくすると慣れと開き直りで対応できました。「どうせみんな私が英語苦手なのわかってる」と考えたのは功を奏しました。流暢に英語を話す人でも英語は第二言語という人が大勢だったので、表立って英語のことでどうこう言われることはありませんでした、わたしは。

グループ課題。グループ内であーだこーだと話し合いながら課題を進める。英語でのコミュニケーションに難があり、かつ自己主張がない私には堪えました。よっぽど一人でやってしまった方がラクだと思って、大半を自分でやったしまったこともありました(社外秘

失敗していたこと

3年間の学生生活を通して 失敗していたこと が二つあります。共通する原因は、人生の大きな転機であるにもかかわらず必死さや努力が足りなかった。

英語が伸びなかった

元来のひどく臆病な性格が原因で、失敗を恐れてしまい、周りの人と話すことができませんでした。そのためにいつまでたってもリスニングとスピーキングが向上しませんでした。

だれでも同じような不安は感じるでしょう。そこで一歩でも半歩でも踏み出す勇気があるのかないのか。正直に言います。半歩すら前進できなかったことが多々ありました。今でもあります。これは語学学校のときから同じ。もっと言えば子どものころから同じ。

学校の勉強以外のことをしなかった

ニュージーランドの就職活動では、現地での就労経験があるかどうかが多少なりとも問われると言われています。そのために3年の間にITとは関係のないことでもアルバイトすることを勧められていました。

学生生活に慣れてきた2年目にはバイト探しをしました。CV(履歴書)を作成し添削してもらい、オンラインの求人に応募。しかし返事すら来ないことが続き落ち込む日々。精神的な弱さは勉強にも悪影響があったので、両手じゃちょっと足りないかな程度の応募数であきらめました。

長い3年間

学生生活とは少し話は逸れますが、3年間学校に通う上での懸念は、移民法が悪いほうに変わることでした。ニュージーランドに来た2014年でさえ、その数年前と比べたら移民法は少しづつ不利な方向へ向かっていたので。

実際に永住権申請に必要なポイントは上がりましたし、最低給与に関する規定も設定されました。それらの変更は、結果的に我が家の計画に大きな影響を与えることになりました。この辺りの話は、別の記事で紹介します。

さいごに

海外生活に一番向いていないタイプなんじゃないかな、こういう人って。単身での移住だったら、きっと今ごろは日本で暮らしているでしょう。後悔や自分の不甲斐なさが真っ先に頭に浮かぶ3年間でしたから。

それでも気がつけば首席で卒業しました。学校以外のことをしていなかったので、これくらいの結果を残さなければ後悔だけの3年間になるところでした。100点満点の学生生活ではなかったけど、この点は自分をほめてもいい。

どうしたらそんな精神的な弱さを克服できるかを試行錯誤しましたし、今もしています。「もうこのままでいいや」とあきらめることもあれば、少しずつでも改善していきたい自分もいる。

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やすたた
やすたた
40歳過ぎてから子ども3人連れてニュージーランドに移住。約5年かけて永住権取得。 長い間ぼんやりと頭の片隅にあった想いを実現したくてオンラインの世界へ。
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