家探しで家賃のほかに気になるもう一つのこと。そう、治安。家賃は安いところがいいけど、それと引き換えに治安が悪いんじゃ元も子もないですよね。
子どもがいれば「多少高くても治安が良い地域に住みたい」とも思う。かと言って、どの地域の治安が良いのかは、長く住んでいないとなかなか分からないし、誰かに相談しても良し悪しの判断には個人差もある。
そこで今回は、そんな時に役立つ情報を紹介します。
ニュージーランドは治安がいいのか?
そもそもニュージーランドの治安はどうなのか?
ニュージーランドに来てから5年間、ずっとオークランドに住んでいますが、感覚ではニュージーランドの治安は「悪くない」です。
ただ、一概に「治安が良い、悪い」と言っても人によって尺度は様々です。車上荒らし程度なら「海外だから仕方ない」と受け入れる人もいれば、大声で騒ぐ人がいるだけで治安が悪いと感じる人もいるでしょう。日本と比べるのか、海外の他の都市と比べるのか。基準はいろいろです。
客観的に見る治安の良し悪し
そんな時には客観的な基準となるもの。数字がものをいいます。実際にどこで、どういった犯罪が、どれくらい起こったのかが数字で示されていれば、とてもいい指標になりますよね。
そのページが Explore the most detailed crime data
このデータのいいところは、ニュージーランド全土をカバーしていることです。
試しにオークランドを見てみると。。。パッと見だと 中心地(Auckland と記載のある所)とその南(右下)のほうは犯罪が多いように見えます。逆に橋を渡る北のほう(North Shore)は少な目ですね。
さらにこの情報のいい所は、
- 「Street level」、「Suburb level」で犯罪の種類ごとの件数が分かる
- 地域(※)を選択すると、地図の下に曜日や時間ごとの犯罪発生件数も分かる
※ Suburb levelの地図を表示し、Auckland、Remuera、Kingslandなどの地名をクリック
犯罪は、種類によっては発生する曜日や時間帯に特徴のあるものもありますよね。子どもがいる、車を所有している、日中家を空ける、帰宅が夜遅くなるなど、家族構成や生活スタイルによって巻き込まれる犯罪の種類やその対策も変わってくるでしょう。
さいごに
こういった地域ごとの特徴を知ることは大切です。しかし「犯罪が少ない地域 = 犯罪に巻き込まれない」ではないです。戸締りをする、夜一人で出歩かないといった自分でできることを実践するのも合わせて必要です。
ニュージーランドは気さくな人が多いので、慣れてくると気を緩めてしまうこともあるでしょうけど、油断は禁物です。
