家族での移住、いざ行くと決めると準備がはかどる。いつまでに何をしなきゃいけないかが見えてくるので。
で、渡航前の大仕事の一つ。引越しに伴う不要品の処分は思いのほか時間かかりますよ。渡航には金もかかりますよ、当たり前ですけど。
引越しどうしますか。荷物全部は持って行かないですよね。捨てますか。地球環境のこと考えたらゴミを増やしたくないですよね。捨てるのもタダじゃないし。モノや人の移動に金かかるから、ゴミ捨ての費用負担は避けたいところ。
参考までに。家族5人分のニュージーランドへの航空券、5月末の安い時期でしたけど往復で50万くらいかかりました。
移住なのになぜ往復チケット?
学生ビザやワークビザなら片道でいいんでしょうけど、私はビジタービザで入国したので往復航空券が必要でした。復路分は入国後にキャンセル/返金してもらいました。
そこで私はその解決策として、不要品を売って航空券代を稼ごう!と、家じゅうのモノをヤフオクや近所の人や友人に引き取ってもらうことを実践しました。
いらないモノを気分よく処分する方法
スキル要らず。短期間で渡航費を稼ぐ方法
ヤフオクから始めてみる
ヤフオクは、売るどころか買ったこともなく、全くのゼロからのスタートでした。ある程度全体像を理解してからスタートしたいタイプなので、初めに仕組みを理解するのにちょっと手間取りましたけど、やったことがある同僚や Google に聞いたりしてなんとか開始できたました。
いつから始めたのか?
始めた時期は、渡航の4か月くらい前から。売買にどれくらい時間がかかるのか、どれくらい売るものがあるのか、分らないことだらけだったので。
余裕を持ってスタートいたつもりでしたけど、振り返るとけっこう忙しかったです。
そんなに売れるものがあるのか?そもそも売れるのか?
まずは、パッと家の中を見渡して売れそうなものを物色。そしたら結構あるんですよ。食器、衣類、家具、家電、本、CDなどなど。私は、東京から滋賀に移り、その次にニュージーランドに来ました。東京を離れるときにたくさんモノを捨てたはずだったけど、滋賀での2年間でまた増えたんでしょうね。いろいろ売れそうなものがありました。
まずは、手探りで小さくて安価なものから売り始めました。始めたばかりで信用してもらえるか心配だったので、「海外に引越すので売りに出してます。使って下さる方が見つかるとうれしいです」って一言添えて出品してました。
でも杞憂でしたね。簡単に売れるんですから。使ってくれる人が見つかって、余計なゴミを増やさず、さらに金が手に入る。モノも金も上手く周っていてうれしかったですね。
どれくらい取引したのか?
Excel に残っている当時の記録を見てビックリ!
総取引数 なんと 50回!! 2-3日に一回は発送してました。頑張ってたなー。
ちなみに一番の思い出に残っている取引きは、米米CLUBのCD。
落札した人は、育児が一息ついたので、昔聴いていた米米CLUBの曲を聴きたかったけど、古いアルバムは廃盤で手に入らなかった。そんなアルバムをヤフオクで見つけて落札したそうです。自分では必要ないと思ったものでも、世の中には必要としている人がいるってことが、このことからよく分かりました。
フリマも活用
妻の友人がフリマを開催すると耳にして、そこでも売ってみました。
出品したものは主に、子ども向けの本や、私には売りにくい妻のモノや調理器具、宅配便で送るには大きかったり重かったりで送料が高くなってしまう家具。
2-3時間くらいの短い時間だったけど、そこでも結構売れましたね。
引きこもりがちな私には、買い手と直接顔をあわせるフリマは敷居が高かったけど、妻はそういうの好きなので楽しんでいました。
ヤフオクで売りづらいものは近所の人や友人に
ここが重要ポイントでしたね。
海外への引越しとなると、大物の家具や家電も要らなくなるわけですよ。ダイニングテーブルやソファー、TV、冷蔵庫とか。でも配送が面倒なので、そういったものはヤフオクでは売りませんでした。
でも捨てるのはもったいないし、捨てるにしても大きいだけに結構金もかかる。てことで、近所の人や友人に我が家に来てもらって、ほしいものを引き取ってもらうことにしました!しかも無料で!!
ニュージーランド移住なんてちっとも考えていなかった時期に買った、購入後2年未満の冷蔵庫とエアコン、子どもの自転車だけは、しっかり買い取ってもらいましたけど(笑)
ただで持って行ってもらったモノでも、「無料じゃ申し訳ないので」とお礼や餞別をくださった方々もいました。親切な人に囲まれていたんだな。
さいごに
4か月に渡った不要品の処分は、収入あり達成感ありで終わってみれば大満足でした。渡航費用の全額とまではいかなくても、それなりに補うことはできました。
ちょっとした在宅ワークみたいな感覚、でも必要なスキルといったら梱包くらい?だったので楽ちん。
捨てるだけだとモノへの思い入れや環境への懸念などでちゅうちょしてしまうこともあるけど、必要な人の手に渡り再び使ってもらえると考えると、ことはスンナリと運ぶ。さらにそれが金になる。
こうやって関わった人みんなが幸せになれる仕組みってのはいいですね