思うこと

【気楽に生きたいな】書籍レビュー:心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

うまいことやる習慣

インターネットの世界にあふれている情報に翻弄されて、心が疲れるときがありませんか。

競争社会に取り残されている自分がみじめに思えて、ついつい下を向きがちな生活を送っていませんか。

私は、ツイッター沼にはまっているのが原因と考えて、今月は読書時間を増やすことにしています。そんな時にふと目にとまったタイトル「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣 」と表紙のイラスト。

「うまいことやる 」だけだと怪しさがあります。しかし、イラストのおばあちゃんがいい具合にその怪しさを打ち消して、ホッとさせてくれて気軽に読めそうなので思わずダウンロードしてみました。

心の悩みを消し去って気楽に生きてみたい。でもそのために難しい本を読むは億劫。そんな気持ちの人の参考になればと思い、この本を紹介します。

ふたりの著者

「心に折り合いをつけてうまいことやる習慣」の著者は、ともに精神科医です。

中村恒子さんはこんな方

中村恒子さんは、出版時には89才で、医師としても人としても、とても経験豊富な精神科医です。

終戦ちょっと手前の1945年6月、軍医として戦場に向かう医師が増えて、国内の医師不足が問題となっていた時期。叔父の医師が、学校に通うための資金援助を申し出てくれたのをきっかけに、医師を目指して単身で広島県尾道市から叔父が暮らす大阪へ移る。

中村さんは、70年の医師キャリア中ずっと開業医ではなく勤務医(本人いわくサラリーマン)として働く。

奥田弘美さんはこんな方

もう一人の著者、奥田弘美さんは、作家兼医師。元々は内科医でしたが、中村さんと出会ったことで精神科医に転身。

産業医として労働者の心のケアに努めながら、日本マインドフルネス普及協会の代表理事も務めている。

さらに、ストレスなど心の問題、コーチング、ダイエットなどを題材に20冊以上の著者。2018年に出版された心をテーマにした本書は、10万部を超えるベストセラーに。

この本を手にしたきっかけ

ツイッターの世界を徘徊してたびたび襲われる焦燥感。

画面の向こうにいる見ず知らずの人たちが発している華々しい成果や前向きな姿勢を目にする度に、自分の取るに足らない経験や弱い心のありようを重ね合わせては落ち込む。

そんな自分から脱したくて、読書時間を増やしているこの頃。求める本は、前向きな気持ちをどう維持するかとか、落ち込んだ時にどう対処したらいいのか、そんな本ばかり。

この本のタイトルにある「心に折り合いをつけて」という箇所に目が止まりました。「無理に何かをしなくてもいいんだよ」というような印象の言葉です。

さらに表紙のイラスト。「『優しそうなおばあちゃん』が何かアドバイスをくれるのかな」と期待して読むことにしました。

あらすじ

著者はともに精神科医の二人。奥田さんが、師と仰ぐ中村さんに伺った話をまとめた聞き書きスタイル。

70年間の精神科医として、女性として、二人の子どもの母親として、飾ることなく、驕ることなく歩んできたであろう経験からの助言。

仕事や職場の悩み、家庭の悩み、生き方自体の悩みなどに対しての、精神科医としてよりも、89才という人生の大先輩からのアドバイスといった感じ。

今は、インターネットとスマホのおかげで、手のひらの上で知りたい情報にいとも簡単にアクセスできる時代。しっかりと計画を立てて、最短距離でのゴール到達を善しとする風潮。

そんな時代に、無理をせずに日々たんたんと生きていく中村さんの生き方に基づくアドバイスが、「人生そんなに難しく考えて急ぐ必要はないよ」と諭す。

惹かれたポイント

何事も難しく考えてしまいがちな私にとっては、中村さんのアドバイスは、どれも肩透かしにあったような感じ。

例えばこんな件

「幸せでなければいけない」と、思わないほうが幸せ。余計な荷物は、おろしていく。

第2章より

他者と自分を比べた他者基準で幸せをはかろうとするのはストレスになる。必要なことは、自分にとっての足るを知り、その時に大切だと思うことをボチボチやっていく。

そもそも幸せは長続きしない感情。大げさに考えないで、うれしければ素直に喜ぶ。やらなきゃならないことは割り切ってやる。人生はその繰り返し。

こんな感じでいなされるんです。

しかしこの件

チャンスは、偶然の中でしか生まれない。ポンと背中を押されたら、流れに身を任せてみる。

第2章より

は、他の自己啓発本にあるようなありきたりなアドバイスなんだけど、優しく背中を押される感じで、他のいなし感との対比から際立っていました。

目の前にある変化に気づくかどうか。それを絶好のチャンスととらえるのか、怖気づいてしまうのか。損得勘定せずにまずは乗ってみるのがいいよと。

89才の人生経験豊富なおばあちゃんの助言。やっぱりそうなのかな。

こんな人におすすめ

  1. 自分のことを物事を難しく考えるタイプと分かっていて、もっと気楽に生きたいを考えている人
  2. おばあちゃんの優しさに包まれたい人
  3. 軽い気持ちで読める心の悩みを解決する本を探している人

表紙のイラストのとおりほんわか系です。精神科医のアドバイスと言っても、いい意味で何ら専門性はない。

私の読後感は、前向きな気持ちになるというよりも、「肩ひじ張らずに生きていけばいいのかな」と心に平穏が訪れる感じ。

そんな切り口の本を読んでみたい人にはおススメです。

さいごに

単なるインターネットの普及だけでなく、ソーシャルメディアがオンライン上での情報のやり取りの中心になったことで、情報の伝達量や速度が飛躍的に上がっています。

モノや情報があふれている社会では、意図せずとも容易に他人との比較ができてしまいます。良い情報だけでなく、殺伐とした悪い情報もあります。おかげで要らない心の悩みを抱えてしまう人が増えているんでしょうね。私もその一人です。

本書のような心の悩みを解決するためのヒントを与える本が、10万部のベストセラーになるのもうなずけます。

「おばあちゃんにちょっと相談してみたい」という人は、本書を読んでみてはどうでしょうか。

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やすたた
やすたた
40歳過ぎてから子ども3人連れてニュージーランドに移住。約5年かけて永住権取得。 長い間ぼんやりと頭の片隅にあった想いを実現したくてオンラインの世界へ。
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